ホンイソとシッタカ



横浜 東京に限らず関東のお客様から電話で注文をいただくときの事です。
「磯物は有りますか。」と聞かれたので「ホンイソは有りませんがシッタカなら有ります」
と答えるとほとんどの方が「じゃあ いいです。」と言って電話を切ってしまいます。
イケスに良く来てくれる関東のお客さんは「ホンイソもシッタカも同じだよ」と
言います。地元でもホンイソとシッタカは磯物で通っています。
きっとシッタカとかホンイソがわからず「ホンイソが無い」=「磯物が無い」と
思ってしまうのでしょう。
私もこれからは両方とも磯物で通した方が良いかもしれません。
それでは ホンイソとシッタカの違いを見てみましょう。



上の写真はこの地域と言うより沼津市場で言うホンイソ 図鑑で調べると「クボガイ」となっている。 
ニシキウズガイ科 殻高約25ミリ  北海道南部から南に分布。潮間帯の岩礁に生息。
殻表は斜めになった縦助で刻まれる。幼貝は平たい算盤珠で、周縁に2本の螺肋があり
一見別種のように見える。食用 とある。


上の写真はシッタカ 図鑑では「バテイラ」となっている。
ニシキウズガイ科 殻高約40ミリ 房総半島から南に分布。潮間帯の岩礁に生息。
貝殻は円錐形で殻底は平らになる。殻表は滑らかで、成長線が刻まれる。
臍穴は大きく開く。美味

上の写真は両方とも黒色だが取れる場所によって色が違う。
どちらも美味だが 私はシッタカの方が好きだ
茹でてつまみにしたり みそ汁に入れる。